飲み物にも”旬”を
こんにちは。2020年もあと約2ヶ月半。
毎年このくらいの時期になると年末を意識し出し、「一年て早いね~」と言っている気がします。
今年は、また例年と違った時間の流れ方を感じております。
だいぶ秋も深まって参りましたが、今日は秋のお酒「ひやおろし」のお話。
春先に搾った酒を火入れし、夏は冷たい蔵で貯蔵し調熟させ、秋口に程よい熟成状態で出荷した日本酒を「ひやおろし」と呼びますが、一言にひやおろしと言っても、9月、10月、11月と出回る時期によってそれぞれ味わいが変わってきます。
月を追うごとに熟成度合いが深まって参ります。
相性の良い朔月のお料理も合わせてご紹介致します😊
●9月に出回るひやおろし「夏越し酒」
苦味や渋みがやわらいで丸みがある味わい、まだ夏酒らしい軽快さとまろやかさがあります。
《相性の良い朔月のお料理》ザーサイの浅漬け、旬の鮮魚のお刺身、ハモ
●10月に出回るひやおろし「秋出し一番酒」
味のノリが良く、香味とのバランスも絶妙になります。
冷でも燗でもどちらでも愉しめます。
《相性の良い朔月のお料理》キノコと松茸のすきしゃぶ、焼き茄子、活けアワビのガーリックバター焼き
●11月に出回るひやおろし「晩秋旨酒」
旨み、まろやかさが一層増し、熟れきった芳醇さが心地よい味わいです。
《相性の良い朔月のお料理》自家製カラスミ、あん肝、ブリ料理
食べ物と同じで、お酒にも時期ごとにまた違った魅力を感じることができますので、是非楽しんでみてください😊